ホタルノヒカリなのにイタズラな kiss台湾版

家門の栄光はおもしろくて良いのですが結構内容が濃いので息抜きに台湾版のイタズラナキッスを見始めました。前に韓国版を見ているのでそれとの対比がおもしろいです。
4巻まで見ましたが、出ている俳優も結構良いし話の筋もしっかり原作にそって、それなりに楽しめます。でも韓国版と大きく違うのは脚本のできの違いだと思います。台湾版はただ原作のエピソードをぺたぺたと話の筋に沿って並べていっているだけのような感じがします。原作がおもしろいので一つ一つのエピソードは出ている俳優もしっかり演技しているのでおもしろいのですが、全体から感じられる雰囲気というのが今ひとつすっきりしません、韓国版はそのほかのドラマも同じなのですが韓国の儒教をベースとした世界観の太い幹にそれぞれのドラマのストーリー、エピソードを巻き付けて一つのドラマにしているので、安定感があるというかその世界に入っても安心して没頭できる余裕のような物を感じます。だからこそ自分の感性に合うとどっぷりと嵌まってしまうのだと思いました。
花より男子というドラマも韓国版と台湾版がありますがこちらの方はもっと差が鮮明に出ています。韓国版の方は友情、家族、をベースにすばらしい原作の取り込みでおもしろいドラマを作り上げいるのですが、台湾版方はやっぱり原作の流れにそってエピソードを並べているだけと言う感がはっきりと見えます。それ故にドラマを見終わった後に韓国版の方は心の中に残る物があり見て良かったと思えるのですが、台湾版の方は見ているときはおもしろいのですが見終わった後、何か時間を無駄にしたかなと思ってしまいます。これは韓国のおもしろくないドラマを見たときも感じる物なのでやはりここに韓国ドラマの一日の長があるのではと思いました。