ホタルノヒカリなのに猟奇的な彼女4

今日、また猟奇的な彼女見てしまいました。1週間で5回も見てしまいました。でも今回はひと味違います。それはDVDを手に入れたからです。イマジンでは定価3990円で売っていました。ほんとはブルーレイがほしかったのですが5軒回ってもありませんでした。ふと立ち寄ったブックオフに中古でDVDが980円で売っていました。それを迷わず買いました。NG集がブルーレイには入っているけどDVDにはそれ外は全部はいっているのでよしとしました。
早速、特典をじっくり見ました。満足です。本編はレンタルと変わらないのですがこの特典だけでも充分価値があります。特に未公開映像と、インタビューとアイビリーブのミュージックビデオ2本最高でした。
でも、未公開映像を見てちょっと考えました。噂のお見合いのシーンでキョヌがお見合いのカフェに行った後トイレに立った彼女を追いかけテラスで話すシーンがあります。これは本編ではカットされており、それ故彼女がトイレで顔を洗っていて涙目になっている理由が本編では解りませんでした。その理由は、お見合いの相手に自分のことを友達ですと紹介されたことに対しキョヌはすごく悔しかったと思うんです。それでトイレに行く彼女を追っかけてテラスに連れ出し初めてキョヌが自分の気持ちを前面に出して彼女に話かけました、自分の前ではいいけど新しい男の前では女らしくしろとか、少しは負けてやれとか、昔の彼は死んだんだろそれも見抜いているよとか、首の後ろに手を回して元彼からもらったネックレスを外してやったりしました。これって彼女がキョヌに対してすごく男を感じる行動ですよね、自分は君にとって特別な存在なんだろと言うことをキョヌは強烈にアピールしました。彼女はそんなキョヌの気持が解って涙してしまったと思いました。これでつじつまは合うのですがでもこれってキョヌの行動ではないですよね、普通の嫉妬深い男のやることですよね。だからキョヌがキョヌらしく在るためにスクリーン上少しおかしいけど、あえてこのシーンを未公開にして、友達と紹介されて悔しいんだけど、彼女が傷つかないように、悲しまないようにお見合い相手に彼女を守る10箇条だけを伝えて何も言わず帰って行った様にしたと思いました。でもこうすることによってよりキョヌの彼女に対する無償の愛の深さと、心の広さと、人間としてのすばらしさがより感じられたと思いました。それに彼女の元彼がもう死んでいたことがこのとき解ったら最後の手紙の時インパクトが薄れてしまいますもんね、これであの手紙は120%くらいにパワーアップしたと思います。
もう一つ、これは本編に残しておいてほしかったのがありました。それはあの線をどちらの足で越えたかで勝負する地下鉄でのゲームで、びんたの前に彼女がキョヌに対していかに自分が特別な存在なのか自分自身に言い聞かせる様に主張する場面があるんです、空が青いのは、火が熱いのは、ソウルに四季が在るのは、キョヌが生まれたのは、全部私がそうあってほしいと願ったからだとむちゃくちゃの主張をします。これはすべてあの山の上での涙の告白の中で自分は普通の女の子でなく特別なんだと思っていた、願えばどんなことでも乗り越えられる人間だと思っていた、でも違っていた、と言うところの伏線になっていたんです。これがあればあのシーンがもっと深くなったと思いました。
そのほか細かい発見がいくつかありました。キョヌを川に落としたのはどうやら彼氏は水死したからのようです。だからキョヌを川に落としてあわやと言うところで自分が助けてみたかったんでしょうね。
カフェで強引にコーヒーを頼むのは、彼とのデートで彼女はいつもコーヒーで彼氏はコーラだったようです。ワンシーンだけでしたが彼氏とのデートの場面があったのですが明らかにグラスの茶色い液体から泡が出ていました。
カフェでコーラを頼まれると彼氏を思い出すので嫌だったんでしょうね、でも後半のお見合いの場面でキョヌがコーヒーを頼んだら、彼女がコーラでもいいよと言ったのはなんとか彼を忘れようとするあがきなのかキョヌに対してもう特別な感情がわき上がってきていたせいなのか解りません。でも中盤の頃コーラを頼んだら死にたいのかとすごんでましたよね。
でも、キョヌはコーヒーを頼みました、デートで彼女と一緒にいつも飲んだコーヒーはキョヌと彼女だけの新しい思い出なのでキョヌはそれにこだわったのかなと思いました。