ホタルノヒカリなのに明日に向かってハイキック6

明日に向かってハイキック、見終わりました。感想は「なぜ」「どうして」「信じられん」という言葉がどうしても来てしまいます。100話以上快調なテンションで突き進んできたのに、ヒップホップのバカップルが別れるあたりからおかしくなってきました。そして家庭教師さんの実家の破産からがらっとドラマの感じが変わってしまって韓国ドラマの負の連鎖めいっぱいコースに突き進んで最後はあんな悲しい終わり方、あんなシナリオでよく制作会社がOKを出したと今でも信じられません。100話までの調子で最後まで完走できていたらまれにみる傑作ドラマになっていたと思うのにほんと残念です。できればあの家庭教師さんが自分はソウル大でなくソウン大だと告白してところか、責任を持って長男を大学に入れますと言いに来たところでお姉さんがそれではと仕切り直してくれて、あの手この手で勉強をがんばって見事大学に受かって、バイト代返さなくて良かったと大喜びして、ジフンさんと結婚して、家政婦さんも大学に受かって長男と同級生になってこれから恋愛に発展していくんだなと思わせるようなところで終わってくれたらほんと誰にでも勧められる韓国ドラマを代表するようなドラマになれたのにと思えてなりません。
このドラマは現代韓国の社会が抱える問題をおもしろく、わかりやすく、ユーモラスに皮肉たっぷりに、人情味たっぷりに鋭く切り取って見せてくれました。山奥から出てきた身寄りのない姉妹を周りの人が助け合い、励まし合って生活できるように面倒みていく、こんなことが実現できる社会があることのすばらしさを教えてくれます。1%の奇跡でもあのダヒョン先生の家族のようにたとえ他人でも家族のように助け合って生きていける人の温かさが感じられる社会のあることを教えてくれました。
このドラマは至る所に我々に向けて家族とは友達とは人と人のつながりとはということについてメッセージを発信し続けてくれました。でも最後は交通事故はほんとむなしいばかげたことだというメッセージにしてはあまりにもきつく私にぶつかってきました。
ハッピーエンドがみたかったのにつらいです。