ホタルノヒカリお久しぶり

久しぶりにホタルノヒカリに戻ります。なかなか戻れなかったのはこの次の場面が大好きでどう書いたらいいのか悩んでしまったからなんです。蛍さんが大騒ぎしてぶちょーさんが手紙を燃やそうとするのを阻止するのはお約束なんですが、その後がいいんです、焦げた手紙を大事そうに拭きながら言いました。「もったいないですよ」「間違えてショッカーになってたけどなかなかしゃれたこと書いてあったじゃないですか」「しゃれてたか」「うまいことかけてましたよ」「そうかね」「少なくとも私はこおいう手紙、もらったことも書いたこともないから」「なさそうだね」「うらやましいです」「わたしももーちょっとしゃれたこといえたらな」「手島にか」「わたしのメール嬉しかったていってくれたんです」「でも私何にもいえなくて突っ立てました。できあがったデザイン見せてもらったときも、こういうときラブストーリーのヒロインだったらもっと心に響くというかちょっとしゃれたせりふと言うか決めぜりふというかそいうきらきらとした言葉、そういうのかわいく言うんだろうなて、でも私は、私はだめっす、「うん」全然うまい言葉浮かばなくて、「だろうね」「はい」、そしてぶちょーも心を開いて話します、「本当は良くなかった、手紙やはがき、本当はまだ終わらせることができない、完全にはね、だからありがとう、ありがとうな」初めてぶちょーさんと蛍さんが本音で会話して心が通い合った場面だと思いました。この会話いったい誰と誰がこんな会話をするんだろう。親子でもしないし、先生と生徒、恋人同士でもしないあえて言うなら友達同士それもとびっきりの親友同士ならしそうです、でも単なる同居人同志しかも特殊なのこの奇妙な会話、男と女の間で成り立つなんてこれだけでもこの二人の不思議な関係が感じ取れます。