ホタルノヒカリの一休み2

現在ホタルノヒカリのコミックを読んでいます。何とか人の区別がつくようになり話の筋が解るようになっていきました、よかったです。
コミックはテレビドラマと似てるようで全く違った趣があります、というかテレビドラマが原作とかなり違っている、特に2は全く違ったものととらえていいと思う。
まずテーマがコミックが人を好きになると言うことは、ということで首尾一貫してそれを追いかけている、だがドラマでは1は人は変わることができるか、2では結婚とは、というテーマで動いている、でも両方ともその下地は人が人を好きになるとはということなんですが。これは蛍さんが2で日本酒のニックンで酔っ払って口走っていたことなんですが。こんなところでテーマを蛍さんに酔っ払って言わせるなんてちょっとしゃれてますね。
それにしても原作のコミックから1はともかくも2のような物語を紡ぎ出すなんて脚本家の方の努力はいかほどのもだったのか、感謝しています、批判されている方もかなりいらっしゃるのも確かですがこれを物語りと考えると確かに批判は当たっていると思います、しかしこれを一つ一つのエピソードをサザエさんちびまる子ちゃんのような日常生活の断面を切り取ってそこで登場人物が登場人物らしい振る舞いをする風景と考えるとそこにあったのは結婚と言うことを考えているカップルたちとそれに関わる魅力的な登場人物があたかも本当に悩み、喜び、怒り、悲しみ一生懸命生きているようなすてきな空間でした。
表現力不足で正しく伝えられていないかもしれませんが瀬野さんがぶちょーさんに焼き鳥屋で語っていたとき、建物ではなく空間に興味があるといっていましたがホタルノヒカリという物語ではなくホタルノヒカリという空間に生きている人たちのすばらしい生き様をともに感じ、共感し、反発し、慰められ、励まし合える場を提供していただけたのではないかと思います。
インターネットでのブログを見ているとホタルノヒカリに関するものはものすごく多いです、賛否両論とにかく激しいです、それだけいろんな人にいろいろな思いを残したドラマだったと思います。
でも原作のコミックを読んで思いました、ここから3の要素を抜き取って新たな空間を作り上げるのはかなり大変な作業になるのでは、しかも綾瀬さんは今日、2013年度のNHK大河ドラマの主役に抜擢されたと報道がありました、それはそれで嬉しいことなのですが、そんなのに出たらもうホタルノヒカリでおしりをかいたりうんこと言ったり、はなくそと言ってもらえなくなるのではとさびしくなりました。