ホタルノヒカリの蛍さんの友達

蛍さんの話です、ホタルノヒカリ1と2を見ていて気になることがありました。と言うのは蛍さんの友達が誰一人登場しないことです、1では優香さんが友達と言えば友達なんですがどちらかというと同僚という分類か、山田姉さんは先輩、まことくんは恋人、唯一、ぶちょーさんが年の離れた友達といった感じです、2ではぶちょーさんが彼氏、桜木さんは後輩、相変わらず山田姉さんは先輩、子夏さんはぶちょーさんと同じくらい年が離れているので友達とは言い難い、唯一同じ年代の瀬野さんはホタルさんに片思い中というか蛍ワールドに巻き込まれ中で中途半端、
せめて桜木さんとカップルで蛍さんと助け合ってと言うか絡み合ってお互いの結婚を目指すという設定なら性別は違うが友達という関係が成り立ったかもしれない気がします。
とにかく蛍さんに友達がいない。
お姉さんの言葉が思い浮かばれます、蛍はいつも一人で真っ暗になるまで庭で遊んでいる子、大人になっても一人で大丈夫と思っていた。と言うことはちっちゃい頃からあまりお友達がいなかったのだろうか、いつから干物女になったのか解りませんが子供の頃からその素質はあったということですね。
干物女の特徴として手紙、メールの返事は手早く、簡潔に、済ます、時には返事を書かない、どんなにきても書かない、誰から来ても書かない、書きたくても書かない、電話は絶対こちらからかけない、合コン、パーティーのたぐいはできるだけ出ない、休みは家でゴロゴロして過ごすって、こんなんでは恋人どころか友達もできません、出会いの場と言えば会社、学校ぐらいで、サークルなんかも参加していたかどうか怪しい物である、そんな意味でいきなりキスされて友達を飛び越えて恋人になったまことくんとひょんなことから同居生活を始めたぶちょーさんと、会社の中では契約社員でも実はこの職場は俺がしきってんだぜといった感じの昔のガキ大将なような瀬野さんは最初は蛍さんを乗りのいい子分ができたような感覚だったのが酔いつぶれてしまったとき、会社で、台風で、ジャージで、ぶちょーさんとのことで、川釣りで、最期は仕事の続きで、少し本当の蛍さんとふれあうことのできた貴重な存在と言ってもいいかと思います。でもこう考えるとひょんなことから同居を始めることになったぶちょーさんが蛍さんの心を掴むのに一番有利だったのは間違いのないことで、なにせいろんなことがめんどくしゃい蛍さんにとって何もしなくても隣にいてくれて、相手してくれるぶちょーさんは何物にも代え難い貴重な存在として写っていたのだろうと想像できます、ぶちょーさんがいい人で良かったね、ということにつきるかと思います、まことくん、瀬野さん残念でした、でも友達ていうことで蛍さんの数少ない友達になってあげてください。