ホタルノヒカリの小夏さん2

小夏さんの話です、小夏さんの旦那さんが亡くなったのは3年前ということなので蛍さんが香港へ行った頃になくなって、たぶんお葬式の案内か何かぶちょーさんのところに行ったんだろうか、それともお節介の二ツ木さんが情報を持ってきたのだろうか、しかもショックで落ち込んでいるという情報も一緒に来ていたということを考えると学生時代からの知り合いということで二ツ木情報と考えていいかと思います。ぶちょーさんは元カノということもあり、蛍さんに勝るとも劣らないお人好しなのでほっとけなくなったのでしょうね蛍さんもいないし連絡も来ないし、メールもこないのでというわけではないでしょうが出かけて行ってしまったんですね。そしてあのこだわりの煮干しから作ったおいしそうなお味噌汁をごちそうして、元気づけてあげてぶちょーさんとしては小夏さんを立ち直らせることができしかも小夏さんが店を出すきっかけを作って営業までしてしまうなんて恐るべし「ぶちょーパワー」です。
しかもしっかり蛍さんとの関係ものろけているなんて、やはりぶちょーさんにとっては小夏さんはノスタルジーを感じるだけの過去の女としか認識していなかったのかなと思います。でも小夏さんの方は昔を思い出して盛り上がってしまったのですね、蛍さんが帰ってきてから2晩続けて呼び出したり、仕事場に顔を出して見たり、蛍さんを確認してみたり、ぶちょーさんと3人で食事したりと、いよいよ戦の開始、と言った感じだったのでしょうか、でも蛍さんの人柄を知りだしてからはなぜぶちょーさんが蛍さんを好きなのか解りだして、特に痛烈な一撃を食らったのは千夏ちゃんの策略で一緒に箱根に行くことになったのにぶちょーさんは蛍さんを信じ切っていて、蛍さんは千夏ちゃんの寂しさを解ってぶちょーさんを貸してくれて、よかったねと一緒に喜んでくれるようなそんな人柄の人間、なんかこれはとても敵わないかもと思ったのではないでしょうか、しかもぶちょーさんは「あいつはそんなやつなんだ」と
こんなことがしょっちゅうあるようなことを言うし、それよりもなによりも小夏さん自身が蛍さんをほっとけない状態になってしまったのではないのでしょうか、恐るべし蛍ワールドのパワーです。
そんなこんなで途中から蛍さんとぶちょーさんの応援に回って、最期は決定的なあの手紙のエピソードになって行ったのではないかと思います。でも小夏さんにとってもこれでぶちょーさんや蛍さんとも気まずくなることなく末永くおつきあいできるのに充分仲良くなることができたし、「これでよかったのよね」と手紙を渡した後思っていたのではないでしょうか。