ホタルノヒカリの小夏さん

小夏さんはホタルノヒカリ1.2を通して初めて出てきたぶちょーさん側の女の人でした(奥さんを除いて)清楚で奥ゆかしくてきっちりしっかりしていて少し天然が入っていてぶちょーさんの元カノ、旦那さんには3年前に事故で死別、一粒種の千夏ちゃんと一生懸命暮らしているというもし蛍さんがいなければ再婚相手としては理想的な存在として登場してきました、ただしぶちょーさんの中ではもう終わっていると認識しているだけに小夏さんとしてはつらいところではありますが、後から考えてみると1で出てきた美雪さんは小夏さんの延長上にある女性とみることもできると思います、つまり同じタイプの女性ということでうまくいかない連鎖が起こった女性ということができると思います。なぜぶちょーさんとうまくいかなかったのか
本人曰く仕事が忙しくお互いしっかり向かい合ってこれなかった、少しずれていても大丈夫という過信があったようなことをいっていました、そして気がついたらもう取り返しがつかない状態なっていたとのこと
これはある意味二人とも大人すぎてしっかりしすぎていため夫婦であるという意味が薄れてしまった、お互い向かい合い、支え合いながら生きていくということが恋愛中ならともかく夫婦となったとたん安心してお互いに対する興味というか関心というものが薄れてしまったのではないか、心の中ではちゃんとお互いを理解してわかり合っているのだけれども実際の生活の中でそれを確かめ合うことができなくなって心があらぬ方向へ漂っていってしまったのではないかと想像できます。
では蛍さんとぶちょーさんはなぜ惹かれ合っているのか、それはぶちょーさんと蛍さんのあまりにも異次元な性格の違い、価値観の違いによるぶちょーさん曰く異種格闘技のような状況によると思われます、蛍さんは自分を自分の性格をある程度解っていてほっとかれるとどこに行ってしまうか解らないという不安が結構あるのにそれを乗り越えることができない、ある意味大人になりきれない自分というものを非常に不安に思っていることは確かでそれに対してぶちょーさんの存在は十分大人で常に蛍さんを導いてくれる頼もしい存在に写っていると思われます、ぶちょーさんにとって蛍さんはやっぱりほっとくとどこに行くか解らない
それでもいつも一生懸命でまっすぐな姿に何とかしっかり支えていってあげたいと思ってしまうのでしょう、ことある度にしっかり蛍さんと向き合い、支え、応援して、時には逆に支えられ、励まされ、本人曰く「雨宮といると飽きない」状況になっていると思います。
そんな中、小夏さんの存在は蛍さんに取っては非常に気になる存在で自分よりぶちょーさんにふさわしい存在ではないかという不安が常にあったのではないでしょうか、でもぶちょーさんに取っては小夏さんはもうノスタルジアを感じる存在でしかなかったのですが、でも蛍さんのぶちょーさんを思う心は、また蛍さんの存在感は、ぶちょーさんとの復縁を願っていた小夏さんの願いを吹き飛ばし、瀬野さんの思いも蹴散らしていくほどの大きな風で、小夏さんは蛍さんを知れば知るほど蛍さんの魅力に巻き込まれ、最後の手紙もぶちょーさんに渡してしまったのでした、あんな手紙ぶちょーさんに渡したらどうなるか自分でも解っていただろうに、最後振り返ってこれでよかったたんだよねと自分自身に言い聞かせている姿がとても寂しそうでした。