ホタルノヒカリのカ

今日は二ツ木さんの話、
ちょっと思い入れが強すぎてうまくかけないかもしれません。
最初出てきたとき、ちょっとホモっぽい変なおじさん、ひょっとしたらお邪魔虫、しかも原作では出てこなかった
ということでどんな立ち位置と思ったりしました。
でも、話が進むにつれ不思議な輝きを放ってきました。特にスイカを持ってぶちょーの家を訪ねていって、蛍さんと一緒に暮らしているのを発見してから変わりました。
最初、彼は友達のぶちょーが奥さんに出て行かれて、傷つき寂しい思いをしているのをほっとけなくて何かにつけて
ぶちょーに絡んでいました、自分が奥さんに出て行かれたときぶちょーに慰められたのを今度は自分の番だと一生懸命でした、でも男の自分ではやはり限界があり、思ったように慰められなくてかなり自分の無力を感じてしまっていたのではないでしょうか、そんなとき蛍さんとぶちょーが一緒に住んでいるのを発見したとき、最初はやはりびっくりして
蛍さんのためにも同居を解消しろ、部下に手を出すなんて、みんなおまえを尊敬しているのに裏切るようなことをして
と責めましたが、さすが友達、すぐに蛍さんがぶちょーにとって大切な同居人ということを見抜き、つらい時期にどういう形にせよぶちょーを慰めて元気づけてくれている、自分にできなかったことやってくれているということで蛍さんには心の底では感謝していたのではと思われました。でもそんな蛍さんが手島くんとあんなことになっていることを知って、ぶちょーも強がってか、大人のような振る舞いでそれを応援しているのを見て、また傷つき、寂しい思いをするんではないかと心配で心配でしょうがないそんなちょっと強目のお人好しのおじさんをうまく演じてくれました。
印象的な場面がいくつかありました。花火の見える会社のオフィスでぶちょーが「今年の夏は楽しかった」と話したときの二ツ木さんの顔、二ツ木さんがぶちょーに「ありのままの自分を出せる相手なんてそうそういない」といったときのぶちょーの顔、エレベーターで痴話げんかみたいなのをしているとき入ってきた時の二ツ木さんの顔、この二人どうなっているんだろう、うまくいってくれたらよかったのにな〜というのがひしひしと、あの顔が語ってました。
そして恋愛の神様も粋なことをしてくれました、会議室を出て行くぶちょーと蛍さんを心配そーに見送る二ツ木さん
そしてそれを山田姉さんに見とがめられた後に言った台詞、見事に山田姉さんの心を打ちました、よかったね、と思わずいってしまいました、
そして最後に、ぶちょーに本当は離婚してつらい夏になるはずだったのを「この夏は楽しかった」と言わせた蛍さんに
感謝を込めた、プレゼント、ぶちょーにあの家が取り壊されるというのは嘘と言わせるなんてなんて憎いやつと思いました。