ホタルノヒカリなのに成均館スキャンダル4

成均館スキャンダル見終わりました。歴史物のような青春物のような、ラブコメのような、チゲにもスープにもなるマルチなドラマでした。こんな風に今、韓国では盛んにドラマが作られ、新しくいろんなことにトライして、それを世界に輸出して韓国の文化を広げていっているんですね。日本がかつてアニメで文化を広げたように。
それにしてもこのドラマもまた見応えのあるすばらしいできだったと思います。韓国の歴史の中のある事件を元にドラマが作られていると思うのですがその中に友情、親子愛、愛国心、そして恋愛とそれぞれの理想と、思いと、大切さを見ている者に充分伝えるドラマだったと思います。
特に今回気に入ったのは女優さんのテルムさん、この方のあの目は反則です。つぶらな、大きな、まん丸なぬいぐるみの熊さんのような目、ときには厳しいまなざしで、ときには純真無垢な喜びあふれた笑顔で、ときには愛情あふれたきらきら光る目で、男装のときはとても男に見えませんし女性のときはとても綺麗でした。
ネットによると当初この役は「風吹く良き日」できらきら光っていたあのソルジュさんことチョン・ダヨンさんに決まっていたそうです。どんないきさつで変更になったかは知りませんがテルムさんはテルムさんなりの役作りでこれはこれで正解だったかなと思います。でももしソルジュさんだったとしたらどうだったんだろう、私が思うに彼女の魅力は透き通るようにさわやかで、それでいて暖かな存在感といったところだと思います。ということは男装のときはもっとすっきりと男らしく、いいやつ、といった感じに仕上がり、女性のときは暖かな優しさにあふれた感じになっていたのではと思います、テルムさんと比べてちょっと知性的という感じでは劣るかもしれませんが、きっと魅力的な人物になっていたと思います。キャラがコロ先輩とかぶるところが出てきてしまうのでもっとキャラを立たせるために変更になったのかもしれません。
それに最後もちょっとおもしろかったです。コロ先輩が義賊の声明文を添削して義賊に返してなっていないといったのはひょっとしていたずらなKISSのラブレターのパロディー、テムルさんが屏風を手でさわって掃除ができていないとカラムさんに文句を言うのはあのフルハウスでヨンジェさんがジウンさんに冷蔵庫を触って掃除しろといった場面にそっくりのこれまたパロディー、あと2場面ほど合ったのですがこれはちょっと解らなかったのですがきっと何かのドラマのパロディーなんでしょうね。
でもとにかくおもしろく見させていただき感謝、感謝でした。