腕輪物語4

中民はきわめて表に出たがらない。さりながらはなはだ古い種族で、以前は人口も今とは比べものにならないくらいくらい、実に多かった。というのも、平和という静けさとよく耕された大地を愛する民族だからである。整地よく、耕作よき田園こそ、彼らが好む住み処であった。彼らは道具の扱いがうまいくせに、今も昔も、炉と鞴、水車、または手織機の類より複雑な機械はわからず、または好まなかった。古代にあってすら、中民は一般に彼らが言植われ我人間族の通称「大きい人たち」を疎んじていたのだが、今日では我々の姿を見かけると恐れあわてて身を避けるのである。彼らを見かけるのは困難といってよい。
彼らは耳ざとく、目が利き、たいてい太る体質で、いざとならなければ決して慌てない性格で、動作は素早く機敏である。彼らは、自分たちが会いたくないと思っている「大きい人」ががさがさやってくると、音もなく速やかに姿を隠す術を最初から持っていたのだが、だんだんそれを発展させ、ついには人間には魔法と思える域まで仕上げた。しかし実際には中民族は未だかつていかなる魔法も習得したことはなかった。彼らの隠身はほかでもない、遺伝と修練と大地との親交の結果である。もっと大きくて不器用な種族には真似のできないものとなった特殊技術である。

腕輪物語3

中民(ちゅんみん)について
この本は、主に中民について書かれている。
それでこれをお読みになれば、中民の特質があらかた納得されるでしょう。
またその歴史も多少おわかりになると思います。
元々この中民について書かれた物語は、この世に名を知られるに至った最初の中民、「健坊」自身によって書かれ、
「健坊」自身によって名付けらた「行きて帰りし物語」の最初の数章が底本となっている。
この題名は、健坊の東への旅と、そこからの帰還が語られているからである。
さて、この時の冒険が後に中民全体を、大事件に巻き込む事態に至ったのだが、それを述べたのがこの本である。
しかし読者の中には、この中民という注目すべき種族について最初からより多くのことを知りたいという方も大勢おられよう、
そういう方々のために、ここに比較的大切な点を、中民伝承学から収録して、若干の解説として、併せて簡単に最初の冒険に触れようと思います。

腕輪ストーリー1

1話
腕輪ストーリー
三つの腕輪は現世の宗主の王のために。七つの腕輪は山の住人、コロボックルの君に、九つの腕輪は死すべき運命の人の手に、一つは地獄の冥王のために影横たわる中津国のために、
一つはすべてを支配し、一つはすべてを知り、一つはすべてをとらえて暗闇の中につなぎ止める。影横たわる中津国のために。

荀子

君子は言う
学ぶことは中断してはいけない。
青色は藍草から取るが、藍より青い。氷は水からできるが水より冷たい。
墨縄にぴったり合うようなまっすぐな木もたわめれば輪になり、乾いてからももう延びないのは、たわめるということによってそうなったからである。木は墨縄に当てればまっすぐに間なり、刃物はは砥石によって鋭く磨かれる。
だから君子は広く学び、日に何度も熟考してゆけば、智は明晰で行いも間違いが少なくなるのである。

送別の品をたくさんいただいて感謝

ここでの出勤も今日が最後というこの日、帰り際に皆様から心の籠もった送別の品をたくさんいただいて大変感謝、感激しています。
その内容は、ここまで詰め込むかと思われるほどの、超甘いお菓子の数々、栄養ドリンクに湿布薬と奇妙な取り合わせで、絶対太らせてやるという決意があふれているように思われます。
そして、もし太りたくなければ湿布薬や栄養ドリンクが必要になるくらい、新しいところでがんがん働けという叱咤激励ともとれるありがたい送別の品でありました。
しかし、私はこのお菓子の山を見て思いました。これからは夜9時までの勤務で家に帰ると11時近くになってしまう、いつ夕飯を食べれば良いんだと言うような状況で、毎日少しづつカバンの中にお菓子を忍ばせて、ひもじくなったら、一つ、二つとまるでマッチ売りの少女が楽しい思い出をマッチを燃やす度に思い出すように、楽しかった頃を思って食べていきいます。
そして全部食べ終わる頃には皆さんの顔も忘れていってしまうのかなと思うと寂しくなりました。
新しい店でもいつものように楽しく頑張って仕事しますので、皆様もお体を大切にして頑張ってください。

一年間お世話になりました

ご訪問ありがとうございます。
5年以上続いている妄想と冗談と感想と思ったことを書き続けているブログです、暇つぶしで結構ですのでのぞいてみてください。
最近はあまり更新はしていないのですが、たまにしています。本格的に書いていたのは4年ほど前です、その頃の記事はそれなりに読めます。事務所の席にあまりいなかったのは実はねたを考えていたから、という話も、でも席ではやっぱり仕事をしないとね、席でボーと考えてるわけには行かなかったので歩きながら考えていたと言うことです。
思うところあればトラックバックをいただけると「はてな市民」のスターがいただけるのでよろしくお願いします。

さて今回は一年間お世話になった職場を移ることになり、大変お世話になってたぶんもう会えない人には感謝の気持ちを込めて「一年間お世話になりましたCD」をお配りしました。
でも作りすぎたというか、渡すチャンスが無かったと言うか、私的には大変お世話になっで感謝、感激だったと思っているのですが本人はきっと何も思ってないだろうと思われる人に直接渡すのはちょっと恥ずかしいので、もし機会があれば「こんな物、残していったので良ければもらってやってください」と言って渡してください。CDを聞くことが今は車の中かCDプレーヤーくらいと少なくなっています、ひょっとしたら聞く道具を持っていないという人もいるかもしれません、そんなときは本当に軒先に吊してカラスよけにすれば糞の汚れを避けることができるかもしれませんのでよろしくと言うことです。

それではここで一つお遊びを入れます。
直接名前を書くのも何ですので、渡してほしい理由を私の趣味のご披露に絡めて書いていきますので、誰なのか想像してみてください。
渡してほしいのは3名+αです。
+αは事務所の人です事務所の人には皆さんにいろいろと教えてもらって大変感謝しています。でもいらなさそうな人もいますので余った分をほしい人にあげてください。
3名は若いです。

私の趣味は大学時代頃からタウンウォッチングとヒューマンウォッチングでした。
タウンウォッチングは下宿や赴任先の周りの町を歩き回ってそこに住む人たちの雰囲気を感じると言う物で、ここの職場も駅の表側の町は面白そうなのですが家からあまりにも遠いのでついにはできませんでした。
今まで面白かったのは。伊賀、西尾、一宮などが面白い町でした。
ヒューマンウォッチングとは簡単に言うと、気になる人がその人らしい行動をするのが自分の想像通りだったときすごくうれしさを感じるということで、例えばHさんが酎ハイの袋をうれしそうに下げて歩いているのを、Hさんが悔しそうに地団駄を踏んだとき、Sさんが「えーそうなの」という口癖を言うとき、Mさんは発注機をのぞき込む仕草がと言った風に、人を見て、その人を想像して
その人の行動を想像して、それが正しいかどうかを確かめるという感じで、一緒に働く人や道ですれ違う人など様々な人が対象になります。
一番お手軽にできるのが、ホームに止まった電車の入り口からホームを歩いている人たちのちょっとした仕草からこの人はどんな人でどんな人生を送っているんだろうとを想像することです。
この一年間働いてきた所は本当に気持ちの良い人ばかりで、楽しくウォッチングさせていただきました。

こんな感じで一人目の人は多少ウォッチングできたのですが、二人目、三人目の人は大変だった時の印象しかありません。


一人目は、棚卸しの時に大変助かった人です。
夏も冬も棚卸しでは細かい上に一品目ごとに登録しなければいけない一番大変なところをお願いして、相方もアルバイトの男の子でさぞや苦労しただろう思われ、さらに一番感謝したいことは、
抜き取りの人数が足りなくてすごく困ったときに「私やれます」と言ってくれて、かなりの量の抜き取りをやってもらい、非常に助かったと言うことがありました。
実は私は一緒に半年も働いてきたのに、名前と顔が一致したのはこの夏の棚卸しの時で、それもその日の昼間までは大学生のアルバイトだと思っていました。マスクをずっとしていたので本当の顔を見たのは夏になってからでそれでも新しいバイトの人かなと思っていたので、実はパートナーさんで「抜き取りができます」と聞いたときは天使が舞い降りたかと思いました。
それからすぐに10月になるとマスクの国の住人になってしまって本当の顔はもうほとんど忘れてしまったのですがつぶらな瞳は今も印象的です。
ヒューマンウォッチング的には所作がのんびりしていて、特に印象的なのは誰にでも笑顔で丁寧に、下から見上げるように挨拶をすることで、特にお年寄りに人気があるみたいです。
声は少し低めで第一印象とギャップがありそこが又個性的です。
お昼に行くときも仕事が終わって帰るときもすごくのんびりしています。

毎週同じ曜日が休みで、私が知る限りではイレギュラーな休みも風邪を引いたときだけでほとんど取ってないようで若いのにどんな私生活なんだろうと思いました。


話したことはほとんど無いので果たしてこの印象が正しくあるかどうかは不明ですがヒューマンウォッチングランキングではでは非常に魅力的な位置にランクインしています。
二人目は、ここへ変わってきた時、非常に助けていただいた印象がある人です。
最近ではあまりお世話になることは無いのですが、その節はこの人がいなかったらいったいどうなっていたのだろうと、今思っても背筋が凍るような状況で助けてもらいました。
第一印象は、将来この人は間違いなく日本の肝っ玉母さんになるだろうと言う感じで、所作的にもそれを裏付けるような感じです。
慣れないところで二人して共に戦った戦友と言った感覚です。たばこの銘柄の名前では二人とも苦労しました。
三人目も同じく変わってきた時に二人目の人と交互に助けていただいた印象がある人です。
訳のわからない状況をなんとか二人で乗り越えてきたと言う記憶があります。
本人はもうすっかり忘れているかもしれませんが私的には神様にすごく感謝した覚えがあります。
所作的にはいかにも今時の若者という感じできゃぴきゃぴしてうちの娘にそっくりなのが印象的でした。
なんかボーとした感じなのに時々鋭いことを言うことと、マイクでしゃべる声が独特ですぐに彼女だと解ります。

以上の3人にはお礼を言う機会も無いうちに移動してしまいそうなのでお願いします。